【英検を初めて受ける幼児・小学生向け】申込や受験の注意点をブログ解説

英検を初めて受ける幼児・小学生向け 申込や受験の注意点 英検対策

今、小学生のアネが英検に挑戦していますが、感じるのは小学低学年の子どもが多いこと。たまに幼児もいますね・・・。

問題用紙の漢字の上にふりがながあるので、漢字が読めない年齢でもひらがなと英語さえ分かれば受験することは可能です。しかし、小さい子どもは親の予想以上の行動をします。

先日、アネの4級受験で同じだった小学1~2年生の子が、試験が終わって退出する時のできごとです。

会場の係員
会場の係員

試験が始まっても、ずっとそのまま固まっていたので、お声かけさせてもらいました。なので、試験時間のロスがあると思います・・・

その子のお母さんにお話しされていました。4級が初めての英検受験なのか、2回目の英検受験なのかは分かりませんが、知らない場所で、親と離れてテストを受けるということは、小学生・幼児にとって大きな出来事です!

このブログ記事では、幼児や小学生がはじめて英検を受験する場合の、英検申込前の確認点や英検受験前にやっておいた方がいいこと、試験当日の注意点をまとめました。

申込み前に確認する点

受験会場で1人で受験可能か

「知らない場所で、一人でテストをする」ことは幼児や小学生について、大人が思っている以上に大変なことです。

一次試験では試験開始5分前までは、付き添い可能です。個人情報などの記入の代筆・補助ができます。二次試験では受験者控室での、面接カードの記入の代筆・補助は可能です。記入後は退室をしないといけません。

団体受験で、学校や塾などが準会場になっている場合は場所に慣れていると思いますが、個人受験の準会場や本会場の場合は初めての場所です。

特に人見知りや場所見知りのお子さんにはハードルが高いので、親の顔が見えない知らない場所で、知り合いのいない中で一定時間いられるかの確認をした方がいいと思います。

静かにしていられるか

他の受験者に迷惑をかける行為や試験監督者の指示に従わない場合などは、退場や失格となることもあります。泣いてしまったり、おしゃべりしたりして、静かにしていられない場合は注意が必要です。

長時間、大人のいすと机で集中力が保てるか

試験会場では基本的に子供向けのいすや机を用意している訳ではありません。(団体受験の準会場の会場によっては、子ども向けがある場合もあります。)

サイズの合わない机といすで長時間じっとしていられるかどうかは事前に確認が必要です。ただし、一次試験では高さの調整用の座布団やクッションの使用が許可されていますので、必要な場合は持ち込みできます。

困ったときに伝えられるか

小さい子には難しいですが、試験中に「トイレに行きたい」「具合が悪い」など困ったことがあった時に、試験監督の人に声をかけられるといいですね。言えなくて、泣き出してしまうと、退場や失格になる可能性もあります。

過去問に挑戦し、合格圏内か確認

日本英語検定協会に過去問が掲載されています。

問題冊子と解答用紙を印刷し、受験したい級の過去問を、実際の試験時間で試してみましょう。事前にマークシートの塗り方はレクチャーしておきます。

正答率が1・準1級は各技能で70%、2級以下は各技能で60%が合格ラインの目安と言われています。まだ申込段階で試験まで時間はありますが、不合格の可能性が高いのであれば、今回は見送るか、受験級を下げてもいいと思います。

親は「お試し受験」と思っていても、子どもは合否に敏感です。合格すればモチベーションが上がりますが、不合格の場合、やる気や自信をなくす可能性もあります。逆に不合格が悔しくなって頑張れるお子さんもいます。お子さんの性格を見ながら、慎重に検討した方がいいと思います。

英検受験前にやっておいた方がいいこと

英検の申し込みをしたら、試験当日まで受験級の勉強をするのはもちろんのこと、勉強以外にやっておきたいことをまとめました。

試験慣れをしておく

試験会場は様々な年代がおり、独特な雰囲気です。初めての試験は緊張と不安が折り重なり、いつもはしない凡ミスをすることもあるでしょう。1人で受験しないといけないので、とにかく試験の流れはつかんで、試験のやり方に慣れておくことが大切です。

受験級での実際の問題と解答用紙を使い、試験時間を守って筆記試験とリスニングテストを受けます。

英検の過去問は過去1年間(3回分)の問題冊子・リスニング音源・解答・リスニング原稿が確認できます。解答用紙は本会場と準会場で違いますので、注意が必要です。問題冊子と試験会場の解答用紙を印刷し、チャレンジしてみましょう。

マークシートで解答することが初めての子もいるでしょう。問題番号と同じ場所の解答用紙に塗ることにも慣れましょう。1回ずれると全部ずれてしまうので、問題番号を確認しながら塗ることも伝えておいた方がいいと思います。

過去問を3回やれば、英検の試験勉強になるだけでなく、試験にも慣れることができます。

過去問で間違えたジャンルを復習

過去問の答え合わせをし、単語力がないのか、文法がわかっていないのか、リスニングの聞き取りができていないのかなど、足りていない部分を試験までに強化して学習しましょう。

あくまでも小学生のアネの傾向ですが、1つの単語が分からないと、文章全部が分からなくなるようです。大人は1つの単語が分からなくても、なんとなくこんな意味かなと想像できますが、小学生の文章力・理解力はやはり未熟なので、1つの単語がわからないと全部分からない!となってしまうようです。迷ったら、〇級に出そうな単語の強化をするといいと思います。

英検受験当日の注意点

やや早めに行く

子どもはあせるとパニックをおこしやすいもの。時間にゆとりをもって行き、トイレは試験前にすませておきましょう。

待ち合わせ場所を決めておく

試験当日でいいと思いますが、試験後にどこで待ち合わせをするのかを決めておくといいと思います。試験会場から近く、わかりやすい場所がベストです。

前日に決めると、子どもは忘れてしまうので、直前がいいでしょう。

(準会場の場合)個人番号と暗証番号を控えておく

準会場で受験する方は合否閲覧で使用するため、一次試験の解答用紙に書かれた個人番号と暗証番号を控えておきましょう。この2つがないと、ウェブで合否結果を確認できません。

保護者は試験開始5分前までは付き添い可能なので、5分前までにメモするといいでしょう。

英検S-CBTについて

英検は試験会場で行う年3回の検定以外に、英検S-CBTがあります。

3級以上で、毎週土日を中心に実施されており、スピーキング(二次試験)も含めて1日で終わります。試験会場に設置されたパソコン・ヘッドセット・キーボード・マウスを使って、受験します。

パソコンの操作が幼児・小学生には難しいことと、保護者が試験室に入室できないため個人情報などの記入の補助を行うことができません。英検を初めて受験する小学生・幼児にはハードルが高く、おすすめはできないです・・・。

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